小遣い制度の廃止による幸福の道―私の実体験から得た教訓

日本の夫婦における最大の悪習慣「小遣い制度」。
これを廃止することで、様々な幸福が訪れる。
実際に私は2年前に小遣い制度をやめた。
それまでの私の小遣いは月4万円。
平均よりは高いのかもしれない。
問題は中身。
昼飯はもちろん、朝飯、夕飯も込み。
その他、散髪代、趣味代、晩酌代、週末に子供と遊ぶときのお金なんかも入っている。
月4万ということは、1日に使える金は千円とちょっと。
1日千円で、上記のことをやりくりするのは、かなりの難儀。

私の年収は約1千万。
比較的高い方だと思う。
別に会社で高い役職にあるわけではない。
朝から晩まで一生懸命働いているだけ。
今後、さらに上を目指さなければならない。
それには自己成長が必須。
自己成長には自己投資をしなければならない。
そのためにはもう少しお金がいる。

小遣い制度をやめてから、私は確実に成長している。
今回は実体験に基づき、小遣い制度の廃止による様々な効用を紹介する。

1 仕事に対するモチベーション
小遣い制度の下で働いている男性は、仕事に対するモチベーションが低い。
当たり前だ。
どんなに頑張って給料が増えても、肝心の自分の小遣いが増えるわけではない。
逆に、どんなに仕事で手を抜いても自分の小遣いは減らない。
仕事で手を抜けば、当然、評価されない。
結果、給料は上がらない。
小遣い制度の人間が多い会社は、全体としてモチベーションが低く、伸びていかない会社といって間違いない。

2 自己投資と自己成長
(1)本が買えた!雑誌が買えた!新聞が買えた!
私が小遣い制度を止めて、まず、やったことは本を買ったこと。
結婚する前は、よく本を読んでいた。
新刊本は1,500~2,000円はする。
4万の小遣いで、新刊本は買えない。

家に本棚がない人間はダメだ。断言できる。
何故といって、人間は言葉の動物だからである。
言葉以外を使って物事を考えることはできない。
そして「読」んで「書」くのが読者なのだから、読んだら感想を書く。
これが自己成長の基本。
これは、私の好きな精神科医兼作家の樺沢紫苑先生が口すっぱくおっしゃっていることなのだが、アウトプットしないと記憶に残らない。アウトプットの無い自己成長はない。

本以外でも、毎月、保守系雑誌「月刊Hanada」を買うようにした。
楽天マガジンも契約し、常に週刊誌を斜め読み。
今年になってから産経新聞とも契約。気になった記事をスクラップしている。

こうして日々、活字に触れ、それをアウトプットすることにより、確実に知識が増え、自己成長している。

(2)映画が観れた!
本の次は映画。
良質な映画との出会いは人生を豊かにする。
レンタルビデオも観るが、映画館と自宅での鑑賞では記憶の残り方が違う。

良質な映画は、時代と人間の本質を描き出す。
それを通して、現代と自分を客観的に観察する切っ掛けになる。

また、傑作映画は、観ている人間を、その物語の中に入り込ませる。
その瞬間、現実のあらゆるストレスから自由になる。
知的快感。

そして、本と同じく、見終わった後、感想をブログにアップ。
観るたびに自己成長していく。

(3)スポーツジムに通えた!
小遣い制度をやめてから、スポーツジムに通い始めた。
当初は一般のスポーツクラブに通っていたが、今は「エニタイムフィットネス」というところと契約。
エニタイムフィットネスは24時間営業。年中無休。プールや、スタジオはないが、マシーンが充実。

どこを調べても、運動は朝がいいと言われているので、私は出勤前に運動。
筋トレもするが、メインはエアロバイク。
エアロバイクに乗りながら、タブレットで産経新聞を読む。
最新情報のインプットと運動で、一石二鳥。
ストレスも解消され、健康にもなる。
朝、運動すると疲れて仕事にならないかというと、実際は全く逆。
出勤前に運動すると、体も頭もスッキリして、仕事がはかどる。
夜も、不眠になることなく、すぐに眠りにつける。
ちなみに、エニタイムフィットネスは月7千円前後。
七千円で世界中にあるエニタイムフィットネスを使い放題。
超お勧め。

3 妻が働き始めた!
小遣い制度を止めたところ、お金に不安を覚えたのか、妻が正社員として働き始めた。
それまでは、月数万のパートで、年収は100万も届かず。
今は私の扶養から外れ、数百万稼いでいる。
結果、我が家の総収入は増えた。
労働者不足の昨今、国としても、女性の社会進出は結構なこと。
これからは、男女共働きが当たり前にならなければならない。

4 母性からの防衛
週刊誌で読んだ話なのだが、人工知能研究者の黒川伊保子氏によると、
「女性の脳の重要な機能は母性です。これは愛の提供というより、子供を無事に育て上げるためのもの。資源の全てを子供にそそぐよう、脳が仕向けるのです。(子供を産むと)搾取すべき相手からは、徹底して搾取するという戦略に出る。夫は妻からすると格好の搾取対象に変わります。(子供が自分の足で歩くようになると)次への移行は、「直近の生殖相手」の否定から始まります。…夫とは、年を追うごとに妻からの評価が下がっていく役割なのです。」
うちにも小学生の子供が二人いるが、黒川先生の全くいうとおり。妻からすると私は単なる搾取対象。
日本の小遣い制度というのは、この女性の搾取を助長ならぬ、増長させているシステムに他ならない。
たった一度の人生。搾取される人生など、まっぴら御免だ。
これを読んでいる男性諸君も、決して妻から搾取されないよう、小遣い制度から脱出しなければならない。
毎日嫌な思いをして、命を削って稼いでいる金を搾取され、更にバカにされる理由など一切無い。

5 日本経済が回り出す!
日本経済の停滞は、個人消費の低迷にあると言われている。
この個人消費を妨げている最大の原因は小遣い制度である。
この制度を廃止すれば、男達は金を使いだし、経済は回り始め、更に各人が自己成長し、社会も発展し、更に女性の社会進出にも貢献する。
小遣い制度をやめれば、自分だけでなく、家族、日本社会まで良くなっていく。

6 小遣い制度から脱出するためには離婚の決意が必要
当然で春が、小遣い制度にするかどうかは、結婚する前に決めた方が絶対にいい。
「あなたが小遣い制度でいきたいというならば、あなたとは結婚はしない。」
と宣言する必要がある。

それでは、私のように結婚後、何年も経過してから、小遣い制度から脱出するにはどうしたらよいか。
妻に「小遣い制度をやめたい」と切り出しても、当然ながら妻は受け入れることはない。何故といって、上述したとおり、母となった妻にとって、夫は搾取対象でしかないからだ。

結婚後の小遣い制度からの脱出は離婚を決意するところから始まる。
「小遣い制度を止めないのなら、あなたとは離婚する。」と明確に伝える。
これはハッタリではなく、本気で臨まなくてはならない。
事前に役所で離婚届を用意しておいた方がいい。
離婚したら、養育費を払わなければならなくなるが、月数万しかもらないような生活よりは、何倍もマシなのである。
小遣い制度とは、奴隷制度なのだ。
つまり、小遣い制度からの脱出は、奴隷からの解放。
一度きりの人生。
奴隷として生きるか。
人として生きるか。
あなた次第。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です