映画「あの人が消えた」レビュー【ライブビューイング地獄と劇場スタッフの最悪な客対応】
映画「あの人が消えた」を公開初日に鑑賞。
主演は高橋文哉。
ある小さなマンションの配達担当となった丸子(高橋文哉)は、そこの住人の女性「小宮(北香耶)」に恋をする。
しかし、配達を続けていると同じマンションの怪しい住人「島崎(染谷将太)」が小宮にストーカー行為をしていることに丸子は感づいていく。
小宮を愛する丸子は独自で調査を進めていくと、とんでもない真実が明らかになっていく。
個人的な評価としてはBー。
トリッキーな脚本ではあるがイマイチ。
映画「カメラは止めるな」と同じような構成で、前半がテンポが悪いミステリーが展開され、後半その裏側が解明されていく。
少しネタバレすると、前半がミステリーで、中判がコメディとなり、後半はハートフルなオカルトになっていく。
ちなみにラストシーンは伏線回収となっている。
話が進むにつれて映画のテイストが変わっていくのは面白いが、「驚き」というレベルにまでは達していない。
間違いなくヒットしないが、お金も大してかかってなさそうなので、制作費は回収できるかもしれない。
今回私は時間的に仕方なく上映開始前の「舞台挨拶ライブビューイング」がある回を鑑賞したのだが、これが地獄。
このライブビューイングはアイドルか、アイドルに近いモデル(今回であれば高橋文哉)が主演すると行われる。
どこかの大きい劇場で出演者たちが登壇しているところを地方の映画館でも生中継するのがライブビューイング。
出演者の中に憧れの人がいるならばいいが、いない場合はイライラするだけ。
ライブ感もない。
録画っぽい
しかも長い。
体感で30分くらいやっていた。
ネタバレ厳禁映画なので、内容には決して触れられないしょーーーもないトークが延々と続く。
私は舌打ちとため息をしっぱなしだった。
映画が終わった後にやった方が絶対面白いと思うんだけどなぁ。。。
今回、実はライブビューイングのイライラの前に更にイライラする事件に巻き込まれていた。
今回、TOHOシネマズ与次郎で鑑賞したのだが、そこのスタッフの対応が最悪。
TOHOシネマズでは「シネマイレージカード」というものを発行しており、これを取得すれば5回鑑賞ごとに1回鑑賞が無料となる。
チケットを買う際に券売機でカードを上から下に動かす形でスキャンさせて使う。
今回、チケット購入の際にスキャンさせたところ、読み込めない。
スキャンさせる方向やスピードを何度変えても読み込めない。
試しに隣の券売機でもやってみる。
それでもダメ。
仕方がないのでスタッフのところに行く。
劇場スタッフのところにある機器では読み込めたようだ。
するとその劇場スタッフは半笑いで「いかがいたしましょう?」と私に聞いてくる。
「はぁ?いかがいたしましょうじゃねぇだろ」と思ってブチ切れそうになったが、こらえて「読み込めないんですよ。」ともう一度いう。
どうやらこの劇場スタッフは私の読み込ませ方が適切でなかったと思い込んだのだろう。
だとしたら、「いかがいたしましょう?」じゃなくて、「お客様のスキャン方法が適切でなかった可能性があるので一緒にやってみましょう。」が正解でしょ。
その劇場スタッフは、またまた半笑いで「それでは一緒にやってみましょう。」と言って、二人で券売機に向かう。
先ほども書いたとおり、私は何度もやってダメだったので、当然二人でやってもダメ。
ここでようやく新しいカードを作ることになる。
新カード発行代を取るようだったら、そのときこをブチ切れようと思っていたが、さすがに無料だった。
私は気持ちを落ち着けて、もう一度券売機に向かう。
するとまた読み込めない。
隣の券売機でやっても読み込めない。
先ほどのスタッフを呼ぶ。
「調査しますので、しばらくお待ちください。」とのこと。
待合のベンチで待っていて、しばらくするとスタッフが来て説明が始まる。
どうやら4つある券売機のうち、私が使った二つはスキャン装置が汚れていたから読み込めなかったのだという。
別のスタッフが清掃を始める。
つまり、カードが悪かったのではなく、券売機の方が悪かったのだろう。
しかも二つも。
新しいカードなど作る必要がなかったにも関わらず、時間をかけて意味のないカードを作る羽目になった。。。
トラブル発生から30分くらい経過して、ようやくチケットを入手し歩き出すと、またあのスタッフが近づいてくる。
何かと思ったら、古いカードを返すという。
「いるかそんなもん!」と叫びたかったが、馬鹿に何を言っても無駄なので我慢に我慢を重ねて受け取る。
そこは「お荷物なって大変申し訳ありませんが、当社の規定で返すこととなっております。」くらい言えよ。
もっといえば、こちらは大迷惑をこうむったのだから、ポップコーンの一つでも渡すんでしょ。。。
映画の劇場の世界って、競争性がないのか、今日だけじゃなく、これまでも横柄な態度のスタッフに何度も会ってきた。
皆様も劇場スタッフに過度な期待はしないように・・・。