「バックルームズ」映画レビュー|A24のシュールホラーはなぜ大ヒットしたのか?
新作映画「バックルームズ」を鑑賞。
A24作品。
A24らしい意味不明なシュールホラー。
売れない家具屋を経営しているクラークは、店の地下に無限に部屋と廊下が続く空間(バックルームズ)を発見する。
クラークは調査を始めるも、その謎の空間で様々な怪異と遭遇していく。
はっきりいって新鮮味のない退屈な映画だった。
少なくとも上映時間126分は長すぎ。
低予算ホラーは90分以内で製作するように法制化して欲しい。
ちなみに監督のケイン・パーソンズはYoutube出身で、この映画を撮影した時期は10代だったという。
また、本作はアメリカでは公開済みの作品で、低予算ながら大ヒット。
全米・世界興収ランキングで初週1位だったらしい。
Youtube出身の若手監督作品といえば、7月に鑑賞した「オブセッション 災愛」。
この作品は、モテない若い男が謎の雑貨店で6ドルで買った一度だけ願いが叶うという「ワン・ウィッシュ・ウィロー(願いの柳)」を購入し、願いは叶ったものの、最後に痛い目にあうという物語。
こちらもどこかで聞いたことがあるような内容の物語で新鮮味ゼロ。
繰り返しになるが、「バックルームズ」も新鮮味なし。
ハンディカムでのワンカット長回しは「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を筆頭に既に何度も観ているし、無限回廊も「CUBE」だったり、最近では「8番出口」で観ている。
「オブセッション 災愛」と同様、私には「バックルームズ」が何故アメリカで大ヒットしたのか理解不能。
もしかしたら、これは日本の漫画の発達のせいかもしれない。
「オブセッション 災愛」物語全体の構造としては「ドラえもん」。
のび太がドラえもんからもらった秘密道具を悪用して、最後にしっぺ返しを食うのと同じ。
「バックルームズ」のような、ちょっとした奇妙な物語は、散々「笑ゥせぇるすまん」などの短編漫画で読んできた。
アメリカの漫画状況って知らないが、もしかしたら、アメリカは日本ほど漫画文化が発達していないので、この手のチープな物語がヒットするのかもしれない。
しかも「バックルームズ」の面白く無さは、物語の古くささだけでなく、映画内設定。
バックルームズを単に主人公クラークの精神世界の現れとしておけばいいものを、ある研究所の科学者たちが調査しているという余計な設定を入れていることにある。
エンドロールの後に、だらだらと長く調査状況の映像が流れるが、呆れるだけ。
とにかく謎だらけで終わっていく「バックルームズ」。
考察大好き馬鹿には大好物な作品。
私のことはほっといて、どうぞ好きなだけ考察してください。