映画「騙し絵の牙」あらすじと感想

騙し絵の牙
「騙し絵の牙」を鑑賞。
主演は大泉洋。
同名の小説が原作で、書いたのは「罪の声」の塩田武士。
小説を書き始める時点で、主人公を大泉洋と想定していたという。

【Story】
大手出版社である「薫風(くんぷう)社」が発行するカルチャー雑誌「トリニティ」の新編集長に就任する速水(大泉洋)。
出版業界の不況の中、薫風社の経営も苦しくなっていた。

そんな中、社長が急逝。
次期社長は改革派の東松(佐藤浩市)が就任。

廃刊の対象に「トリニティ」を入れることを東松は速水に告げる。
速水はカルチャー雑誌という枠にとらわれることなく、「トリニティ」の内容の改革を進めていく。

しかし、実際は、古い考えに基づき新しいことへ挑戦しない薫風社の体質を変えるための布石でった。

速水は、会社の幹部だけでなく、トリニティの編集者たちをも騙し、薫風社の代表的月刊誌「小説薫風」を休刊に追い込んでいく。


「騙し」のトリックが本映画のポイントかと思いきや、そうでもなく、清々しい人間ドラマで、いい意味で裏切られた。

劇中、速水は雑誌「トリニティ」の編集メンバーに「トリニティは、あなたのオモチャではありません!」と言われるが、「皆もオモチャにして楽しめばいい。」と切り返す。

自分の仕事をオモチャ扱いにすると言うと聞こえは悪いが、より良い仕事をするための重要なポイントでもある。
会社から言われたとおりにミスなく仕事をこなすことも大事だが、自らが面白く感じるように変化させることも必要。

努力は夢中には敵わないのである。

もちろん業務の体系を変えていくというのは挑戦である。
失敗の可能性が発生するということである。

しかし、失敗の可能性がないものに面白さはない。
失敗するかもしれないから面白い。

私も自分の仕事に、さほど面白味を感じていないが、面白くするような挑戦をしなければと思わされた。
本映画は登場人物が多いにも関わらず分かりやすく、しかもテンポよく物語が進み、最初から最後まで飽きさせない。
おすすめ。

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