映画「ファーストラブ」あらすじと感想

【人生初単身赴任生活273日目】令和3年2月21日
 映画「ファーストラブ」を鑑賞。

 監督は堤幸彦。
 主演は北川景子。

【Story】
 著名な臨床心理士の真壁由紀(北川景子)へ、ある殺人事件に関する執筆依頼がくる。

 その事件は、大学卒業間近の聖山環菜が、アナウンサーの面接試験の直後に有名画家の父親を殺したもの。

 由紀は環奈に面会に行くも、環奈自身も殺人の動機が分からないという。
 接見中、環奈の初恋の人の話になると発狂しだすなど、環奈は精神的に不安定で、心に闇をかかえていた。

 由紀は環奈の過去を調べ始める。
 すると環奈は小学生の頃、画家である父の弟子たちのため、デッサンのモデルをやっていたことが判明する。

 そのデッサン会は、全裸の男性とともに行われており、環奈はそのデッサン会が嫌でたまらなかったが、両親は聞き入れなかった。

 環奈が12歳のころ、落ち込んで、夜、家に帰らず土手にいたところを、通りがかった大学生が心配になって声をかける。

 それが切っ掛けで、環奈と大学生は親密になり、環奈は頻繁に大学生のアパートに出入りすることとなる。

 しかし、アパートにいるところを環奈の父親に見つかり、以後、大学生は環奈と会わなくなった。

 その後、環奈はリストカットを始めるのだった。

 一方、由紀の父親も異常性を持っていた。
 由紀の父親はフィリピンで働いている際に少女買春をしており、いわゆるロリコンであった。

 由紀は小学生の頃に父が異常であることに気づくも、そのことを心の奥底にしまいこんで生きいた。

 しかし、実際は今になるまで由紀の心に影を落としていた。
 異常な父親を持つ由紀と環奈は、徐々に心を開いていき、隠していたお互いの心の闇の部分を見つめていくのだった。


 幼児の頃の体験が、その後の人生に影響を与えることは否定しない。
 ただ、本映画はあまり共感できない。

 父親がロリコンだったら、必ずトラウマになるとは限らない。
 環奈にしても、両親に愛されず育った子供が必ずや精神に異常をきたすかと言われれば、そんなことはない。

 「父親は異常性を有しながらも、実際は娘たちを愛しており、そのことを由紀も環奈も最後には理解して次のステージに進んでいく。」というストーリーの方が面白かったと思う。

 先日観た「おもいで写真」の主人公も、子どもの頃、親に捨てられた物語だったが、親に捨てられても前向きに生き、最後に捨てた親を許すところが爽やかでよかった。

 心理学者のアドラーは、トラウマなんか無いと言っている。
 トラウマなんて自分の弱さを隠す言い訳。

 本映画も、先日観た「哀愁しんでれら」もそうだが、トラウマに引きずられて生きている人のドラマではなく、辛い人生を歩んでも、それを吹き飛ばすような映画の方が感動を呼ぶと思う。

 物語とは関係ないが、北川景子の大げさな芝居が好きになれない。
 ということで3.0点。

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