映画『はたらく細胞』感想&ネタバレ:笑って泣けて学べる豪華キャストの感動作!

映画「はたらく細胞」を鑑賞。
少年誌に連載していた同名の漫画が原作。

鑑賞前に原作の1巻だけ読んでみた。
そこそこ面白いが、メチャクチャ面白いという部類には入らないと感じた。

ただ、本作の公式サイトには、「シリーズ累計1,000万部突破のメガヒットシリーズがまさかの映画化!」とあるので、世間的には面白い漫画として認知されているらしい。

全然知らなかったが、アニメ化もされているらしい。
今回の映画は実写映画で、永野芽依と佐藤健のW主演。

監督は『翔んで埼玉』『テルマエ・ロマエ』の武内英樹。
アクション演出は『るろうに剣心』の大内貴仁(たかひと)。

本作はタイトルにあるとおり、擬人化された細胞が体内で病原体と戦う物語。

永野芽依は酸素を運ぶ赤血球。
佐藤健はウィルスと戦う白血球。
二人ともナンバーはあるものの、名前はない。

永野赤血球と佐藤白血球は幼くして母を亡くし、医大を目指す真面目な高校生「漆崎日胡(うるしざき にこ)」(芦田愛菜)の体内で日々働く。

日胡の不摂生な父「漆崎茂」(阿部サダヲ)の体内も描かれ、加藤諒、板垣李光人が劣悪な環境で苦労する赤血球を演じる。

(ここからネタバレ)

不摂生ながらも茂は娘を医大に入れるべくお金を稼ぐために毎日頑張ってトラック運転手の仕事に取り組む。

しかし、ある日不摂生がたたり茂は倒れてしまう。
その後、日胡の食事管理により、茂は体調を取り戻していく。

ところが、今度は日胡が白血病にかかってしまう。
日胡の体内では各細胞が戦いを繰り広げ、その様は戦争の様子。

抗がん剤などの投与により、最終的には永野赤血球も、佐藤白血球も戦いに破れるも、骨髄移植が上手く機能して回復し、日胡は見事医大に合格するところで映画は終わる。

アクションコメディ映画だと思っていたのだが、実はヒューマンドラマの要素も入ってきて、本当に泣けて、更に勉強にもなる。

映画内で説明される各細胞の働きが正確なのかは分からないが、医師免許を持つ映画系ユーチューバーの七尾与史も本作を絶賛していたので嘘はないようだ。

そうなると本作の公式サイトにある「笑って、泣けて、タメになる」に偽りなし。
しかもキャストも豪華だし、セットや衣装にもお金をかけて原作漫画の世界観に近づけている。

ファンタジーな物語にも関わらず、不摂生が体に及ぼす影響が妙にリアルに感じられる。
そして、白血病の闘病の苦しさも伝わってきた。

もちろんほとんどはCGなのだろうがエキストラの数もメチャクチャ多い。
個人的には血小板を演じた子役たちが可愛かった。

私は鹿児島のTOHOシネマズで、公開二日目の土曜日の午前中の上映で鑑賞したが、なかなかの客入り。

ただ、年配の方が多かった印象。
是非、年末年始の休みを利用して家族で観て欲しい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です