映画「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」あらすじ&感想 妊活の実態が分かる映画

ヒキタさん

本映画はヒキタクニオさんのエッセイ『「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」 男45歳・不妊治療はじめました』が原作。
2019年公開。
テーマは妊活。

Story

年の離れた若い妻を持つ作家のヒキタクニオ。
妻とは子供を作らないと決めいていた。

しかし、ある日突然、妻が子供を作ることを提案。
まずは基礎体温を測ることによるタイミング療法を試す。

妊娠には至らず。

夫婦は病院に行き検査を行う。
すると問題は夫のクニオにあることが判明。

精子には「運動率」なるものがあり、クニオはこれが低い。
全体の20%しか精子が動いていなかった。

仕方なく、元気な精子を取り出し、医者が直接膣内に入れる治療(人口受精)を複数回行う。

その間、クニオは好きだったサウナや、酒を止め、精子にいいとされるあらゆることを試し、精子の運動率を高めていく。

結果、ようやく妊娠。
大喜びする夫妻。

ところが、お腹の中の赤ちゃんの心臓が止まってしまう。
精神的に突き落とされるヒキタ夫婦。

それでも妊活を続ける二人。
人口受精から顕微(けんび)受精(体外受精)に切り替える。

顕微受精とは女性の子宮から卵子を取り出し、精子を直接注入するもの。
体内受精とは違い、費用が高額(50万円弱)。

ヒキタ夫妻は悩み、妻の父にも反対される。
それでもヒキタは顕微受精を選択していく。

子供が欲しいという本能

「妊活」なる言葉がメジャーになって久しいが、詳細を知らない人が多い。
もちろん私もその一人。

本映画を観ると妊活の実態や、世間の偏見、妊活に挑む夫婦の気持ちなどが分かる。

妊活をしようと思っている人だけでなく、そうでない人にも学ぶところがある。
こういった勉強系(?)の映画も、映画の役割の一つだと思う。

私の場合、結婚してすぐに長男が誕生。
(できちゃった結婚ではない。)
2年後に次男が誕生。

もし子供ができなかったら妊活していただろうな。

子供というと、数年前に職場の先輩と飲んだときの会話が忘れらない。
先輩曰く「子供を育てることこそ、自分が生まれてきた証だ」という。

確かに自分の子供を育てることは、自分の意志・思いを後世に伝えることになるし、社会貢献でもある。
ただ、先輩の言うとおりだと、子供がいない人は生きている意味がないことになってしまう。

当然、そんなことはない。
子供がいなくたって社会に貢献できること、自分の存在の価値を示す機会はいくらだってある。

それでも「子育てしたい」という本能からは逃れらない。

そういう意味では、妊活の映画だけでなく、里親や養子縁組制度をテーマにしたものも作ってもらいたい。
以前、雑誌Newsweekで読んだのだが、現在の日本には実の親と暮らせない子供が4万4千人もいるらしい。

私もいつか里親になってもいいと本気で思っている。
やっぱり子育てって、大変だけど楽しいのだ。

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