映画「HOKUSAI」あらすじと感想 自由を求め続けた葛飾北斎の人生を描く

映画「HOKUSAI」はタイトルどおり江戸時代の浮世絵師であった葛飾北斎の生涯を描く。

柳楽優弥と田中泯のW主演。
青年期を柳楽、老年期を田中が演じる。

Story

hokusai

北斎がまだ無名の青年期、版元(今でいう出版社)の蔦屋重三郎から、何故お前は絵師になったのかと北斎は問われる。
北斎は絵だったら貧乏から這い上がれるからだと答える。
勝ち負けで描いた絵など価値は無いと版元は一蹴する。

その後、北斎は東洲斎写楽の浮世絵を見て、その自由な描き方に嫉妬するとともに、自分の未熟さに気づき、精神的に突き落とされる。

生活は荒れ、筆を捨てる直前にまで至ったが、そのどん底で描いたのが、あの「波」の絵であった。
以降、北斎は誰にも縛られず描きたいものを描いていく。

老年、脳梗塞を患い、手足にがしびれが発生する。
また、当時、浮世絵は世を乱す不埒なものとして幕府から弾圧を受けていたが、それでも北斎は絵師を辞めることはなく、死の間際まで自由に絵を画を描き続けるのだった。

自由を求め続けた北斎

北斎

青年期のギラギラした北斎を柳楽優弥が好演。
老年期を演じた田中泯の演技は、活動意欲が衰えない北斎の魂が伝わってきて圧倒された。
特に北斎が老年期に旅をすることを決意し「この歳だからこそ見えるものがあるんだ。まだまだ勝負してぇんだ!」のセリフは忘れられない。

自由が許されなかった時代で、自由を貫き、死ぬまで挑戦を止めなかった北斎の姿に感動。
自由とは自分の意志に従って生きること。
自分の意志に従わない人生など生きていないのと同じ。

今は政府から自由を弾圧されることはないが、現代人が自由を謳歌しているかといえば疑問だ。
私を含めて今の人たちは自由を諦めて生きているのではないか。

自由に生きていこう。
そう思わせる本映画は観る価値があると断言できる。

今度、図書館にでもいって、北斎の絵をじっくり眺めてみることにしよう。

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