中国共産党によるウイグルへのジェノサイドの実態を描く「命がけの証言」

「命がけの証言」は漫画家の中国共産党によるウイグルへのジェノサイドの実態を描く。
著者は漫画家の清水ともみさん。

中国によるウイグルの弾圧の話は良く耳にするが、具体的な内容はあまり聞くことがない。

それは現地での取材が困難なため。
本作品は在日等のウイグルの人々から聞き取った内容を漫画化している。

複数の読みきりから構成されているのだが、どれも凄まじいの一言。

「友だと集まっただけで強制収容所行き」

「信教の自由はない」

「町の至るところに監視カメラがあり移動の自由はない」

「全家庭に盗聴用の無線が配布」

「PCスマホはスパイウェアを強制インストール」

「教育による改心のための施設が180箇所以上あり、100万人以上が収容」

「若い娘たちは地方に強制的に働きに行かされ、中国人と強制結婚又は売春婦にさせられる」

「一部の女性たちは一晩中体をむさぼられる」

「臓器移植専門の病院があり、年間10万件以上全世界に臓器を提供している」

「行方不明になる子供が増え続ける(見つかると眼球や臓器がない)」

「二人目の子供は臨月でも堕胎させられる」

書ききれないので、これでやめておくが、他にも人権侵害などという安易な言葉で片付けられないことがたくさん起こっている。

これは「文化的ジェノサイド」などではなくジェノサイド(民族大量虐殺)そのもの。

ところが先日の報道によると外務省はジェノサイドがあるとは認めないとのこと。
世界中の国々がウイグル人弾圧へ声をあげて批判しているのに、日本とは何と情けない国なのか。。。

しかも、その国のトップを国賓として迎えようとしている。。。
弾圧されるべきは日本ではないのか、と皮肉をいいたくなる。

このようなウイグルの実態を一冊の本にまとめあげた作者の清水ともみさんにも頭が下がる。

あとがきに書かれていたのだが、清水さんは主婦で、その傍らイラストや、アニメ製作をしていて、中国に関する知識など何もなかったという。

そんな中、2007年に中国鉄道の旅番組でウイグル自治区が写し出され、そのときに出演した農婦の憂いに満ちた表情を清水さんは忘れられずにいた。

その後、2019年にネット番組「虎ノ門ニュース」でウイグル自治区の弾圧を知り、自分自身でも調べ始め、弾圧以上のことが起こっている現実と、あのときの農婦の表情の真実と、それが日本に全く伝わっていないことに驚愕。

そこで清水さんは自身の能力を使って漫画を描くことを決意。
その行動力には尊敬以外ない。

私にも何かできないものかと考えてみる。
本作品は1話ずつであれば、Kindle Unlimited で読めるようなので、是非一読願う。
命がけの証言

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