映画「今日も嫌がらせ弁当」あらすじ&レビュー 意地っ張り母娘の愛の物語

嫌がらせ弁当

映画「今日も嫌がらせ弁当」は、母子家庭の物語。
母親が反抗期の高校生の娘に毎日「キャラ弁」を作る。

kaoriさんという方のエッセイが原作。
主演は篠原涼子。
映画の舞台は八丈島。

Story

持丸一家の父親は、娘が小さい頃に交通事故で亡くなる。
残された母親(篠原涼子)は、仕事に専念し、あまり子どもを構ってあげることができなかった。

高校生になった次女の双葉は反抗期に入り、母親とあまり口をきかなくなる。
怒った母親は、娘にもたせる弁当を、毎日キャラ弁にする。
娘も負けじと毎日完食。

母親と娘の意地の張り合いは続く。
娘の卒業式間近、母は疲労により倒れてしまう。
それでも気力を振り絞って、母親は最後の巨大弁当を作りあげていく。

子どもをほっとけない母性

基本的にはコメディ映画なのだが、後半、いつの間にか涙を流しながら観ている自分がいる。

娘は母親のことがウザくて仕方がないのだが、実際はお弁当を通じで母親の愛は伝わっていた。
この映画の母親だけでなく、多くの母親が、もどかしい気持ちで娘・息子に接しているのだろう。

父親からすると子供の人生など「ほっとけ」と言いたくなるのだが、母親はそうもいかないらしい。

父親の「ほっとけ」は、別に愛情がないのではなく「親のいいなりになるような人生など生きていないのと同じだ」という意味が込められているが、あまりに「ほっときすぎる」のも良くない。

父性と母性のバランスの中で育つのがいいのだろうが、戦後においては父性は求められず、いまや父性は絶滅の危機にある。

母性とは種の保存の本能であり、安定を求める。
安定を求めると自分の意志より、世間の価値に合わせることを重視するようになる。

本映画の場合、ハッピーエンドで終わっているものの、母親が子供に関わり過ぎることに警鐘を鳴らす映画も観てみたい。

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