「ルトワックの日本改造論」女は戦う男を愛する!

ルトワック

軍事戦略の研究家であるエドワード・ルトワックの「ルトワックの日本改造論」をご紹介。

序章:戦略思考で日本を救う
第一章:韓国よ、歴史の真実に学べ
第二章:中国封じ込めの時代
第三章:変化する北朝鮮と、その脅威
第四章:自衛隊と情報機関への提言
第五章:経済戦争と国家の本性

軍事的な話ばかりかと思いきや、それ以外の視点も含めての現代日本への戦略的な提言。

日本最大の問題は「少子化」

特に序章は少子化問題について言及。
ルトワック曰く、日本にとって最も重要な問題は少子化だという。
確かに日本人がいなくなってしまえば、防衛もクソもない。
具体的な対策として、5才までの保育・育児の無料化が必要という。
また、少子化の原因は、男が戦わなくなったからだとする。
「男は戦いに魅了され、女は戦う男に魅了される。それが守られない国家は衰退する」とするイスラエルの軍事戦略家の言葉を引用している。
つまり、男が戦うようになったら、女は魅了され、子供も生まれる。
戦うといっても戦争しろということではない。
生きているということは、絶えず危機にさらされている。
そこに勇気をもって立ち向かっていく姿を、男たちは女に見せなければならない。

経済悪化後の中国

対中国戦略も面白い。
昨年あたりから、米中の貿易戦争が勃発しているが、今後のターニングポイントは、中国の経済の悪化だという。
とんでもない情報統制と、人権弾圧が行われている一党独裁の中国。
にも関わらず中国国民が暴れださないのは、経済が順調だから。
経済の成長が止まったとたんに、不満が一気に爆発する。
そして経済が悪化した国の指導者の多くは、冒険主義に走るらしい。
国民の目をそらすために、戦争や紛争を利用する。
政治的に失敗したリーダーは対外戦争を開始する。
今後の中国の動静は、そこに注意する必要がある。
その他にも、北朝鮮、自衛隊、情報機関の設立、経済戦争などなど、戦略的な見地から今後の日本の具体的なあり方が提言され、どれも納得。

「今」読むべき本として、一番のお勧めです。

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