ストレス対策の決定版!「ストレスフリー超大全」(樺沢紫苑 著)

ストレスフリー超大全横

人生とはストレスの連続です。
人間関係、夫婦関係、健康問題、老いと死。

どんなに人類が進化しても、これらのストレスは無くなりそうにありません。
「いっそ死んでしまった方が楽かもしれない…」と一瞬でも思わない人間がどれくらいいるのでしょうか。

そんなストレスフルな我々を救ってくれるのが、本年7月1日に精神科医の樺沢紫苑先生が上梓された「ストレスフリー超大全」。

樺沢先生は、作家業のほかにyoutubeで「毎日」動画配信をされており、精神科医の観点から自殺者の減少をライフワークとして情報発信されています。

私は毎日樺沢先生のyoutube動画を見ていますし、過去の著作も何冊か読んでいますが、今回出版された「ストレスフリー超大全」は、先生のお考えの集大成となっていると言って過言ではありません。

ストレスに関する全てをフォロー

解放

【他人と比べるな】

書かれている内容は幅広く、職場の人間関係から、食事、運動、そして生きる意味まで言及されています。
そしてそれぞれのストレスに関する課題に対し、具体的で、実践的なメソッドを教えてくれます。
例えば「他人と比べず自分と比べる」。
「他人と自分を比べるな」はよく聞きますが、他人と生きている以上、どうしても比べてしまいます。

そこで本書では「自分と比べる」とします。
3ヶ月前、1年前、10年前の自分と比べれば、進歩しているのが普通です。
そうやって自分の成長をポジティブにとらえることにより、モチベーションとやる気が出てくるわけです。

【友達はいらない】

本書では「友達なんかいらない」と断言し、樺沢先生自身も友達はいないとおっしゃっています。
ただし、仲間はいるといいます。
先生がいう仲間とは目的を同じくする同士。
仲間は協力し合う関係であり、方向性が異なってくれば抜ければいい楽な関係。
「友達を作らないといけない」というストレスを捨て、仲間を中心とした人間関係を築くことで孤独である悩みから解放されると先生は言います。
私も友と呼べる人間がいるような、いないような感じで、内心気になっていしましたが、樺沢先生の言葉で非常に勇気づけられました。

【自己投資】

お金のことにも言及されています。
樺沢先生によるとお金持ちになる方法は「起業」と「投資」の2つだけ。
そして、最も確実でリターンが大きい投資は「自己投資」であり、10年で10倍のリターンがあるとしています。
自己投資というと語学学習や資格取得などを思い浮かべますが、本書ではスキルアップだけでなく、スポーツジム、飲み会、映画観賞、旅行なども入ります。
私の場合、スポーツジムに通い、週に一度は映画を観るようにしていますが、旅行はほとんど行きません。
もっと旅に出て見分を広めなければ。

【「死にたい」と感じたときの対処法】

本書で一番意外だったのが、樺沢先生がライフワークである自殺防止に関し、自殺を思いとどめてもらう最適な言葉を見つけるに至っていないことでした。
ただ言えるのは「死なないで欲しい」との個人的な希望しかないとのことです。
シンプルな言葉ですが、世界中の精神科医の共通の思いなのかもしれません。
樺沢先生によると自殺者のほとんどが、誰にも相談しないで、いきなり自殺しているとのことです。
つまり自殺の大きな原因は「孤独」。
現在のコロナ禍の中、職場以外で人と交流することが激減していますので、自殺者も増加に転じる可能性大です。
私の周囲に、もし、精神的に疲れている人がいたら、問題を解決しようとはせず、聞き役に徹して相談を受けるようにしたいものです。

【生きる意味を考えるよりビジョンを持て】

本の最後は「生きる意味」を論じています。
「人は何のために生きるのか?」の問いに、樺沢先生は「生きる意味は存在しない。あっても後付け。」と端的に答えています。
「生きる意味」よりも「ビジョン」を重視するよう提案されます。
確かにビジョンを持って、その実現に集中しているとき、人は「何のために生きるのか?」などという問いは必要なくなり、そして問いが不要になった瞬間に、問いの答えを感じているという逆説が人生なのでしょう。
ビジョンというと若干大げさな感じですが、とにかく自分が今やりたいことを紙に書き出して目に見えるところに置いておくことが重要だと樺沢先生は言います。
やってみることにします。

実践してみて

鉄棒の男

樺沢先生は本書でも、過去の著作でも、youtube動画でも、口酸っぱくおっしゃっているのが「睡眠」「運動」「朝散歩」。

私の場合、通勤が自転車なので、朝散歩はOK。
運動もスポーツジムに通っているのでクリア。

しかも私が通っているスポーツジムは24時間営業なので、毎朝、出勤前にジムに行って運動しています。

出勤前に運動すると疲れて仕事できないかと思いきや、実際は頭がスッキリして、集中力が高まっているのを感じます。
ジムでの運動後にシャワーを浴びている影響もあるかと思います。(樺沢先生は朝シャワーも推奨しています。)

しっかり、朝散歩して運動しているから、夜も自然と眠気が発生して、すんなり就寝できます。
樺沢先生が推奨している7時間は毎日寝ているかと思います。

当然、毎朝の目覚めも快適。
仕事に行きたくないなどと思うことは、ほとんどありません。

また、樺沢先生は過去に「アウトプット大全」のタイトルでアウトプットの重要性を訴え、本書「ストレスフリー大全」でもSNSは情報収集ではなく、アウトプットとして使うよう提案されています。

私も樺沢先生との出会いを切っ掛けに、映画観賞、本、雑誌を読んだ後は、ブログに内容と意見を掲載するようになりました。

先生がおっしゃるとおり、アウトプットすることにより、頭の中が整理され、しっかり記憶され、そしてそのことにより自己成長している自分を感じます。

樺沢先生の素晴らしいところは、やるべきこと(ToDo)を具体的に教示してくれるところで、単なる応援、啓発だけにとどまっていないところが素晴らしいです。

ストレス対策の決定版!

冒頭に書きましたとおり、本書「ストレスフリー大全」は、樺沢先生のストレスに対する集大成のような本です。

ストレス対策の全てを書ききった感があり、次の本を書くのに困るのではないかと勝手に心配になるほどです。

それほどストレス対策本の決定版であり、今後、少なくとも10年は、本書を超えるものは出てこないだろう思います。

精神的に疲れている方、不健康な方、もっと幸福になりたい方、人生の達人になりたい方、つまり日本語が読める全ての方におすすめです。

たった一度の人生、今のまま不安と焦燥に追い詰められて生きるか、それとも幸せを感じて生きるか、この本を読むかどうかで決まるかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です