稲田朋美VS小川榮太郎 LGBT法案と夫婦別姓 激突大闘論!

月刊Hanada9月号

今国会においてLGBT理解増進法案の成立に向けて取り組む稲田朋美議員の姿勢に対し、与党議員や、保守論客から多数の疑問の声があがった。
「稲田朋美はそもそも保守政治家なのか?」

同法案の問題点は立憲民主党衆議院議員と協議中に追記・変更した次の2点。

  • 「性同一性」を「性自認」に書き換え
  • (性自認を理由とする)「差別を許されないものである」の追記

この2つの問題点については、以前の記事にも書いたので参照していただきたい。
「LGBT法案なら自民党は自壊」そして「稲田朋美に戦力外通告」月刊HANADA8月号

ともかく、この修正の結果、稲田議員は、保守どころか野党に取り込まれ、左派メディアに洗脳されたかと思える事態となった。

稲田朋美はリベラル・左派に転向したのか?
この疑問に答えたのが、月刊Hanada9月号。
なんと稲田議員自らが、この問題について文芸評論家の小川榮太郎氏と対談。
稲田議員自身が反論とは凄い。

稲田朋美の弁明

稲田朋美

上記疑問に対する稲田氏の回答は単純明瞭。
「転向などしていない。」

そして、LGBT法案は過度な差別禁止ではなく、あくまでも「理解増進」だと稲田議員は主張。
また、性自認の問題(男が私は女だと偽る問題)については、その場しのぎの自称女性(男性)は排除されることが明確になるよう検討するという。

これに対し小川氏の応答は次のとおり。

  • 左派とメディアが仕掛けてくるイデオロギー戦に対して、強い警戒心を持ち、国民を守る盾にならなくて何が国民政党かということ。
  • 共産主義にとっては家族の解体は革命の第一歩であり、LGBTの推進やフェミニズムはイデオロギー闘争と密接な関係がある。
  • LGBTに関して日本は、古来より寛容であり、法律によってではなく、社会習慣のなかでこなしていくことが大人の成熟した日本のあり方ではないか。

つまり小川氏に言わせれば、LGBT法案の修正云々より以前に、保守政党が取り組むべき問題ではないと主張する。

小川榮太郎

小川氏の指摘のとおり、防衛大臣まで務めた保守政党の政治家が尽力すべき課題なのかは、かなり疑問。
稲田氏が保守政治家を自認するのであれば、今取り組むべき課題はもっと他にあるのではないか。

軍事力を拡大し、我が国と周辺諸国の領土を奪わんとする中国の問題。
それに伴う憲法改正。
そして、新型コロナ流行による経済活動の疲弊。

喫緊の課題は山積みのはずだ。
LGBTの問題で苦しんでいる人がいることは認めるが、今の日本にとって優先順位が高いとは言い難い。

稲田氏は仲間の会合の中で「保守派はウイグル人権法案はやれというが、国内の人権問題には目をつむれというのか。」などと発言している。

今まさに大量虐殺が行われているウイグルの問題と日本のLGBTの問題とでは、レベルも、次元も全く違う。
この二つを比較する稲田議員の発言に説得力は無い。

元々保守ではなかった稲田朋美

月刊Hanada8・9月号の稲田氏に関する記事を読んで分かったことは、稲田議員は元々保守思想など持ち合わせていない政治家であったこと。
そういう意味では確かに転向などしていない。

保守とは何を保守するとのかと言えば、自国の歴史と伝統である。
何故、自国の歴史と伝統を保守するのかと言えば、人は自国の歴史と伝統を無視して生きていくことが不可能だから。

人間は言葉の動物であり、言葉以外を使って考えることはできない。
そしてその言葉は、自分が発明したものではなく、長い長い自国の歴史の中で形作られ、受け継がれてきたもの。

その言葉の中に伝統と文化が内臓され、その最高の宝物を享受して人々は日々生きていくことが可能となる。

日本人が日本語をしゃべり、日本人が築き上げた土地に住んでいるならば、どんなに革命家を気取ったとしても、自国の歴史と伝統から解放されることはない。

この当たり前の事実を素直に受け入れ、次の世代に渡していこうとする構えが保守思想。
もし稲田氏に、上記のような思想があるならば、LGBT法への取り組みなどにはたどり着かないはずだ。

稲田議員は、今回の小川氏との対談で、「稲田朋美はそもそも保守政治家なのか?」の問いにしっかりと答えた。
「私は保守政治家ではない。」と。

なお、月刊Hanada9月号では、上記対談だけでなく、ジャーナリストの山口敬之氏が、稲田氏の後援会に潜入したレポート「稲田朋美 左翼の餌食となった動かぬ証拠」も掲載。
是非、合わせて読んでいただきたい。

さようなら、稲田朋美。

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