映画「ミナリ」あらすじと感想
【人生初単身赴任生活301日目】令和3年3月21日
午前中、映画館に行き「ミナリ」を鑑賞。
8時50分からの上映だったので、客もほとんどいないと思っていたのだが、チケット売り場は行列。
緊急事態宣言解除の影響?
映画好きにとってみると、客は少なければ少ないほどいいのだが。
「ミナリ」の主演はスティーヴン・ユァン。
スティーヴン・ユァンといえば、ウォーキングデッドの初期メンバーで、かなりのところまで生き残ったが、ニーガンにバットで頭を叩かれて死亡した人。
ユァンは韓国系のアメリカ人なのだが、「ミナリ」でも韓国からの移民の役を演じている。
【Story】
韓国からアメリカへ移民してきたイー家族。
イーはアメリカのド田舎に広大な土地を購入し、農業で一攫千金を狙う。
しかし、そんな夫の夢を妻は冷ややかに見ていた。
イー家族には二人の幼い子供が二人いた。
お姉ちゃんと弟。
ある日、妻の母が同居することになる。
妻の母は、やや破天荒なところがあった。
おばあちゃんらしくない祖母になじめない弟くんであったが、いつしか打ち解けあっていく。
ある晩、祖母は脳梗塞になり、体が不自由になる。
一方、妻は夫に「もうあなたにはついていけない」と別居を申し出る。
そんな中、祖母がドラム缶でゴミを燃やしていると、農場の納屋に燃え移ってしまう。
夫と妻は必死に収穫した野菜を納屋から出すが、納屋は全壊してしまう。
責任を感じた祖母は、家を出ていこうとするが、子供たちは必死に止めるのだった。
「ミナリ」はアメリカ映画で、今年度のアカデミー賞のノミネート作品。
アメリカ映画にも関わらず、セリフのほとんどが韓国語という異色作。
ちなみに「ミナリ」とは七草で有名なセリのこと。
(劇中、祖母がセリを植えるシーンがある。)
派手さは無いが、アカデミー賞にノミネートされるだけあって、純文学的な趣がある。
物語はオチを作らず、火事後に家族がどうなったのか、農業が成功したかどうかは明確に描かれていない。
観客に考えさせる余地を残して終わる良き例だと思う。
恐らくは火事により、逆に家族の絆は深まったのだろう。
そして、家を出ていこうとする祖母を引き留める子供たちにとって祖母は、例え何の役に立たなくても生きているだけで価値がある存在だった。
そんなことを色々と考えさせてくれる良作。
おすすめはしないけど。
夕方、ジムで運動。
帰宅後、このFBに書いている日記をブログに転載する作業。
全部は無理なので、今年の1月1日からの分を移行。
メチャクチャ大変。
どうにか1月分まで終わった。
明日までに全て終わるといいのだが。。。