東京五輪はコロナに負けない! 総力大特集 月刊Hanada8月号
コロナ禍の中で開催する東京五輪の意味と効果は何なのか。
この疑問に答えるのが月刊Hanada8月号の特集「東京五輪はコロナに負けない!」。
特集では様々な識者が東京五輪とコロナに関しレポートしているが、今回は3つほどご紹介。
猪瀬直樹「東京五輪開催は最大のチャンスだ」
東京五輪まで残り一か月となっても開催反対のニュースが飛び交っている。
このような現状の中、猪瀬氏は「五輪反対は朝日の倒閣運動」と言い切る。
五輪開催反対=倒閣運動。
五輪反対を唱える人々は「五輪ができなければ菅政権にダメージを与えられる」と考えている。
気付いている人は、とっくの昔から気付いているのだが、どうやら世間では倒閣運動の認識は無いようだ。
他にも、「人間は祝祭空間から明日への活力を得ている。」として猪瀬氏は五輪の精神的効果にも言及している。
五輪開催の話題の一つに、商業的・経済的効果が挙げられるが、金銭的な損得以上の精神的な力を選手からもらっているのも事実。
大リーグでホームラン連発の大谷翔平、マスターズで優勝した松山英樹、テニスプレーヤーの大坂なおみ・錦織圭などの活躍は、日本人に大きな勇気と活力を与えている。
当然、五輪で選手たちが活躍する姿を見れば、日本だけでなく世界中の人々がコロナ感染による疲弊から僅かでも解放される。
五輪開催の効果は絶大だ。
小林信也「朝日新聞五輪反対社説の危うさ」
小林氏はスポーツライター。
以前は東京五輪招致に一貫して反対を唱えていたという。
しかし、水球男子日本代表監督から、
「オリンピックのために水球をやっているわけではないが、去年1年間チーム一丸となって目標に向かって頑張ってきたので五輪開催反対は残念だ。」
の言葉が胸に響き、正しい現状や情報を把握しようと決意。
自分で情報を集めているうちに、次のような思いに至る。
「詳しい情報も得ず、精査もせず、不安や怒りから反対を叫ぶ世論こそ、そしてそんな世論を煽る意図的なメディアこそ危うい。・・・いまの日本は、不安や怒りで世論が形成され、意図的なメディアやネットの情報に煽られて、多くの国民がひとつの考えに誘導される脆弱な国になっていると言えないか。」
疑問形で終わっているが、言い切っても一向に構わない状況に陥っている。
井沢元彦「北京冬季五輪をボイコットせよ!」
チベット・ウイグル・香港での弾圧、尖閣諸島への侵略、台湾統一への軍事的圧力など世界的な反社会的勢力である中国が、来年「北京冬季五輪」を開催する。
平和の祭典としての五輪を開催する国として最もふさわしくないのが中国。
作家の井沢氏は感情的にボイコットを提案しているわけではなく、過去にあった2つの五輪の例を挙げてボイコットの必要性を訴える。
1つ目は1936年に行われたベルリン五輪。
井沢氏のレポートによると、ベルリン五輪はプロパガンダとして大成功。
この成功によりヒトラーは国民から熱狂的な支持を得て、ドイツの世界侵略に寄与してしまったという。
2つ目は1980年のモスクワ五輪。
ソ連がアフガニスタンに侵攻したため、アメリカがボイコットを呼びかけた五輪。
アメリカ・日本など7か国がボイコットし、ソ連のメンツは丸つぶれ。
権威は失墜し11年後のソ連崩壊につながったと井沢氏は説明する。
冬季五輪をボイコットした程度で中国が崩壊するとは思わないが、相当な効果が期待できる。
特に尖閣諸島という我が国の領土を侵略してきている「敵国」の五輪に日本が参加するなど、正気の沙汰ではない。
その他にも、月刊Hanada8月号では東京五輪開催に関するレポートを多数掲載。
- 日本に蔓延する亡国のクラスター 小川榮太郎
- 東京五輪中止なら日本は敗戦国となる 山口昌子
- コロッと変わった宮根誠司氏 藤原かずえ
- 東京五輪が「コロナ鬱」を救う 木村盛世
- 五輪が問う命よりも大事なもの 堤堯・久保絋之
- コロナの問題は憲法の問題だ 長谷川幸洋・高橋洋一
- 負けるな、ニッポン 青山繁晴
これを読めば五輪が2倍楽しめる!(かも。)