ネタバレあり!韓国映画「破墓 パミョ」レビュー:期待外れの韓国版ゴーストバスターズ?
今週から公開の映画「破墓 パミョ」を鑑賞。
韓国映画。
「2024年韓国No.1大ヒット!」というふれこみに誘われて観に行ったのだが、残念な映画だった。
跡継ぎが代々謎の病気にかかるという奇妙な大金持ち一族から依頼を受けた4人の除霊師(霊媒師?風水師?)の物語。
除霊師たちは一族への呪いは先祖の墓の場所が悪いことに気づき、お祓いをしながら墓を掘り起こして棺を取り出し火葬する。
しかし、火葬の直前に棺が開いてしまい、そこから魂が飛び出して子孫たちを殺害し始める。
それに気づいた除霊師たちは急いで棺を火葬して被害の拡大を防ぐ。
一件落着と思いきや、掘り起こした墓の下には、もう一つの棺が隠されており、その怨念が最初の墓を掘り起こしたものを苦しめ始める。
そこで除霊師たちは、もう一つの巨大な棺も掘り起こす。
ところが、この棺の魂も外に出てしまう。
その魂は日本の戦国時代の将軍が鬼と化したものであった。
苦戦しながらも、除霊師たちは鬼を退治して映画は終わる。
韓国映画らしい強引なストーリーとともにパワフルなビジュアルで進んでいき、見応えのあるシーンもあるが、何せ脚本が薄っぺらというか、浅い。
お墓をモチーフにするのならば、過去の因縁を丁寧に描かないと面白くないし、怖くもない。
一応、オカルトホラー映画に分類されると思うが、霊魂との戦いはほとんどアクション映画だった。
幼いころに観た「キョンシー」を思い出してしまった。
韓国版「ゴーストバスターズ」といったところか。
CMはよかっただっただけに、がっかり感だけが残った鑑賞になってしまった。。。
これで「韓国No.1大ヒット!」というのは謎だ。
ただ、日本だって大して面白くない作品が興行収入1位だったりするので、状況は同じ。
映画をヒットさせるコツは深みのない、浅い脚本にすることなのかもしれない。