映画『聖☆おにいさん ホーリーメンズVS悪魔軍団』レビュー:笑えないコメディで精神修行!

映画「聖☆おにいさん ホーリーメンズVS悪魔軍団」を公開二日目に鑑賞。
個人的な評価としては「C-」。

コメディ映画にも関わらず、一カ所も笑えなかった。
私だけが笑っていなかったのではなく、私以外の観客も最初から最後までクスリとも、ニコリともしていなかった。

小学生と思われる子供たちも何人か見かけたが、その子たちの声も一切聞こえなかった。

本作はブッダ(染谷将太)とイエス(松山ケンイチ)が、有休をとって下界でのバカンスを満喫しようと、日本の安アパートで暮らすという設定で描かれる日常コメディ。

同名の漫画が原作で、私は鑑賞前に漫画喫茶で1巻を読んでみた。
原作漫画も全く面白くない。
あまりにも面白くないので、最後まで読み切れなかった。

映画版の物語は原作にあるのかは分からないが、本作は人が死ぬ間際に観る走馬灯に代わる映像として、ブッダとイエスが主役で悪と戦う物語を撮影する物語。

とにかく笑えない。
一切笑えない。
コメディ映画として、これ以上に致命的なことはない。

宗教上の有名人を使った物語ということで、ある意味、宗教映画と言えなくもない。
もしかしたら、この映画はコメディではなく、観客を鍛えるための苦行・荒行の宗教映画なのかもしれない。

唯一、集客ポイントがあるとすれば、キャストの豪華さ。
映画目当てというよりは、それぞれの出演者のファンが、出演者のコスプレを観に来ることを狙っているのかもしれない。

とにかく地雷映画なので、要注意。

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