映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」あらすじ&感想

こんな夜更けにバナナかよ

本映画は『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』という渡辺一史によるノンフィクションが原作。
2018年公開。

主演は大泉洋。
筋力が徐々に衰えていく進行性「筋ジストロフィー」という難病を抱え、北海道札幌市に在住していた鹿野靖明(大泉洋)さんの晩年を描く。

Story

少年の頃に筋ジストロフィーが発病した鹿野。
二十歳まで生きられないと言われながらも30代になっていた。

鹿野は主治医の言うことも聞かず病院を出て自宅でボランティアに囲まれて生活。
手と顔しか動かせない鹿野であったが、ワガママし放題で、やりたいことがあれば全て口にしてボランティアにやらせていた。

偶然にもボランティアに参加することとなった美咲(高畑充希)は、鹿野のワガママについていけず、ボランティアを止める。
しかし、あまりにバカ正直で裏表のない鹿野の言動に美咲は徐々に魅かれていく。

何の予備知識もなく鑑賞。
当初はタイトルからコメディ映画だと思っていた。
タイトルの「こんな夜更けにバナナかよ」は、鹿野が夜中にバナナが食べたいと言い出したことに由来する。

ボランティアを信頼する勇気

観ている方は美咲の感情と同じく、当初は「何だこいつ!何でこんな奴にボランティアがたくさんいるんだ!」と思う。
ところが物語が進むにつれ、鹿野の魅力が明らかになっていく。

鹿野は初めからワガママだったわけではなく、「生ききってやる!」という彼の覚悟と勇気の表れだった。
彼のワガママは他者(ボランティア)に対する無条件の信頼。

他人を無条件に信頼するには勇気がいる。
その勇気を振り絞ることにより、患者とボランティアが対等の関係になっていく。
そしてその対等の関係の中から信頼が生まれてくるのだった。

私も難病にかかって死ぬこととなったら、他人に嫌われることなど気にせず思いっきりワガママ言って死んでやるかな。

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