映画「雪風 YUKIKAZE」レビュー|竹野内豊主演、実在駆逐艦の戦いと日本人の覚悟
終戦記念日の今日から公開の映画 「雪風 YUKIKAZE」 を鑑賞しました。
舞台は太平洋戦争、実在の駆逐艦「雪風」の物語
本作の舞台は太平洋戦争。
実際に存在した駆逐艦 雪風 を中心に描かれています。
駆逐艦とは主力艦を護衛する船のことで、当時38隻あった駆逐艦のうち、雪風は唯一終戦まで生き残った艦です。
物語全体は史実に基づいていますが、雪風の乗組員などはフィクションです。それでも当時の乗組員たちの行動や思いは、非常にリアルに感じられました。
キャスト・監督について
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監督:山田敏久
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主演:竹野内豊(雪風の艦長役)
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その他出演:玉木宏、奥平大兼、當真あみ
映画のポスターでは4人が横並びで表記されていましたが、主演は明らかに竹野内豊です。二番目に重要な役どころは玉木宏演じる先任伍長ですが、ビリングの法則的には右端に来るべきだったかもしれません(細かい話ですが)。
また、映画の最後には 有村架純 がシークレットキャストとして登場しています。
映像の迫力と戦闘シーン
上映時間2時間の中で、戦闘シーンは非常に多く、CG・VFXを駆使した臨場感のある映像が楽しめます。
「取り舵!」「面舵15度よーそろー!」といった操舵号令で大型船を動かす描写は迫力満点です。
低予算作品ながら安っぽさはなく、戦闘シーンに集中して観ることができます。
戦争の背景も描いてほしかった
個人的には、なぜ日本が戦争に参戦したのか を簡単でも描いてほしかったです。
当時の日本は、ABCD包囲網(アメリカ・イギリス・中国・オランダ)による経済封鎖で資源が枯渇し、コーデル・ハル米国務長官からの「ハル・ノート」によって、日本のほとんど全ての対外利権放棄を迫られました。
事実上、これはアメリカからの宣戦布告とも言える内容でした。
広島・長崎への原爆投下や無残な敗北を知っている今の視点からは、参戦しない方がよかったとも思えます。しかし、参戦しなければ日本は植民地化されていた可能性もあります。
戦争は始まったら簡単には終わらない――それは今のイスラエルやウクライナの状況を見ても納得できます。
本作から受け取れるメッセージ
本作は反戦映画の要素もありますが、個人的には 当時の日本人が国のために命を懸けて戦った精神 が描かれていると感じました。
その精神は、戦後の日本の平和と発展にもつながっています。
今、私たちがこうして映画を楽しめるのも、当時の日本国民の努力があったからこそです。
今年は戦後80周年。
ぜひこの映画を観て、先の大戦で傷つき、亡くなった全ての人に感謝と哀悼の意を捧げてほしいと思います。