映画「ゴールデンカムイ」感想・ネタバレあり!キャストの魅力と続編への期待

映画「ゴールデンカムイ」を鑑賞。
野田サトルによる同名の漫画を原作としている。

主演は山﨑 賢人。
原作の漫画は週刊ヤングジャンプで連載され、令和3年に完結している。
全31巻で、今回上映された映画版は5巻あたりまでを実写映画化している。

映画版のあらすじは次のとおり。(ネタバレあり)

映画の舞台は明治時代。
日露戦争での二百三高地における戦闘シーンから始まる。

第一師団の杉元 佐一(山﨑 賢人)は、ロシア軍との壮絶な肉弾戦の中で重傷を負いながらも全くひるむことなく戦果を挙げ、「不死身の杉元」と呼ばれるようになる。

しかし、その戦いの中、親友である寅次が杉本をかばい戦死する。
杉元と寅次が戦地で戦っているところ、寅次の妻である梅子は目の病気になり、ほとんど目が見えなくなっていた。

そのことを知った杉元は、日露戦争が終了後、治療費を稼ぐために北海道を訪れ、川で砂金を採集していた。
採集作業中、それを横で見ていた酔っ払いが、アイヌが集めたとされる金塊の伝説を語る。

その酔っ払いの話によると、かつてアイヌが集めた金塊を、ある男が強奪。
その男は逮捕されたが、絶対に金塊の隠し場所を言わなかった。

男は24人の囚人の体に金塊の場所を示す刺青を彫った。
そして「小樽に行け」と命じて、その囚人たちを脱獄させたという。

その話をして直ぐに、その酔っ払いはクマに襲われて死ぬ。
遺体を見ると、その男の体には刺青が彫られていた。

杉元は酔っ払いの与太話が本当であると信じ、その男の遺体を背負って歩き始める。
そこにクマが現れ、杉元は襲われる。

間一髪のところで、杉元はアイヌの女であるアシㇼパが放った毒矢で救われる。
アシㇼパが遺体を運んでいる理由を問うと、杉元はアイヌの金塊の話を伝える。

アシㇼパによると金塊が奪われる際に、強奪した男に父を殺されたという。
利害が一致した杉元とアシㇼパは、金塊を取り戻すべく、小樽で囚人を探すこととなる。

しかし、小樽には杉元たちと同じく金塊を狙う鶴見篤四郎(玉木宏)率いる第七師団たちが現れ、杉元とアシㇼパは戦うこととなってく。

また、戊辰戦争で死んだはずの土方歳三たちも金塊を狙っており、杉元とアシㇼパの今後が前途多難であることが示されるところで映画は終わる。

映画冒頭の二百三高地のシーンが圧巻。
VFXを駆使していると思われるが、チープな感じもなく引き込まれてく。
一昨年、日本でも大ヒットしたインド映画「RRR」の冒頭を思い出してしまった。

しかも、その二百三高地での戦闘シーンで、主役である「不死身の杉元」のキャラクター造詣がなされ、観客は引き込まれていく。

そしてとにかく山﨑 賢人さんも超絶かっこいい。
しかも「不死身の杉元」という役にピッタリ。

そしてアシㇼパ役の山田杏奈さんも役にはまっていて、その美しさに見とれてしまう。
この二人のキャスティングは大当たり。

ちなみに山﨑 賢人さんは、本作と同じく漫画を原作とした映画「キングダム」でも主役を演じている。
映画「キングダム」は、現在3作目を作っているほどの大ヒット映画。
今回の「ゴールデンカムイ」で、ますます「山﨑 賢人」の名前がビッグになっていくのだろう。

漫画の実写映画化というのは失敗することも多いが、「ゴールデンカムイ」は大成功と言って間違いない。
早く続編が観たい。

とにかく今週末、家族やカップルで映画を観るならば「ゴールデンカムイ」で決まりだ。

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