埼玉県川口市・蕨市のクルド人問題:日本の移民受け入れと課題
前回、週刊現代最新号から台湾有事の記事を紹介したが、今回は埼玉県で起きているクルド人問題の記事をご紹介。
クルド人問題が注目されるようになったのは、今年の7月4日に埼玉県川口市の病院で100人のクルド人による乱闘騒ぎが切っ掛け。
この乱闘騒ぎにより、機動隊が出動し、7名もの逮捕者が出たという。
川口市周辺では以前からクルド人による騒音、迷惑行為などが問題となっていたという。
そもそもクルド人は、国をもたない民族で、多くはトルコ、イラン、シリアなどに暮らしているという。
日本には2,000人程度がいるとされているが、観光ビザで入国したまま帰国しない不法滞在者も多く、正確に把握できていないという。
その在日クルド人の多くは、埼玉県の川口市と川口市に隣接する蕨市(わらびし)に暮らしている。
そして蕨市にできたコミュニティは、「〇〇人の国」を意味する「スタン」とかけ合わせて「ワラビスタン」と呼ばれる。
蕨駅周辺にはクルド人と思われる男性たちが多く見られ、飲み物を手にタバコを吸って地べたに座り込んでいるという。
その座り込みを防ぐため、蕨駅のメインストリートに並ぶ店の前には柵が置かれている。
記者が駅周辺にいるクルド人に取材すると、「どうして日本人はクルド人を嫌うのか?」とまくしたてられたという。
川口市、蕨市にいるクルド人の多くは「ビッグボス」と呼ばれるクルド人を頼って日本に来る。
記者は何とか、このビッグボスらしきクルド人との接触に成功する。
「ビッグボス」などというと、ゴッドファーザー的な人物を想像してしまうが、そのような人間ではない。
このビッグボスことTさんは、90年代初頭に日本に来て、苦労の末に解体業で成功。
それまではトルコで暮らしていたが、トルコではクルド人が迫害を受け、殴られたり、殺されたりすることが日常であったという。
そこでTさんは叔父を頼って日本に来日。
そこから休みなしで働き、解体業を始めとして、飲食業など、巨大な商業ネットワークを築き上げ、遂に「ビックボス」と呼ばれるに至る。
Tさんは、クルド人たちに日本のルールを守るように言い聞かせているのだが、年々在日のクルド人が増加し、Tさんの目が届かなくなってきている。
そして病院での大乱闘につながったらしい。
Tさんの夢はクルド人の国を持つこと。
記事では触れていなかったが、今のクルド人は、かつてのユダヤ人そのもの。
ユダヤ人はイスラエルという国を持った。
クルド人も同じく領土を持つことができるのだろうか。
そんな奇跡は起きそうにない。
この川口市・蕨市のクルド人問題は、今後の日本の移民受け入れに関して、重要な事例だと思われる。
超少子化が進む中、いずれは日本も移民を受け入れていかなければならない。
問題は、どのように受け入れるのかだ。
無差別に受け入れては、川口市・蕨市のような混乱が起きるだけ。
そもそも観光ビザで安易に入れることが問題。
受け入れの区別をすると、左翼連中は「人権」を持ち出して大騒ぎするだろうが、ここは心を鬼にして、キチっと選別していかなければならない。