A24配信ホラー映画「トーク・トゥ・ミー」ネタバレ:陳腐なプロットと低評価の理由

ホラー映画「トーク・トゥ・ミー」を鑑賞。
今注目のアメリカの映画製作会社「A24」が配給。

A24なら面白いだろうと思って観たが、イマイチ。
A24は本作の配給権を獲得しただけで、製作には関わっていないようだ。

主人公は母を亡くした女子高生のミア。
ミアの通う学校の学生の間では、降霊術遊びが流行っていた。

ある男子高校生が持っていた「手」の剥製を握り、「Talk to me」と唱えると、周囲の霊が自分の中に入り込み、不思議な体験ができる。

ただし、90秒以内に手を離さないと霊に体を乗っ取られてしまう。
その狂気の体験をミアを含めた学生たちは何度も行い楽しんでいた。

あるとき、ミアの親友ジェイドの弟ライリーが降霊を体験したいと言い出す。
ジェイドは反対したが、ミアはライリーに降霊をやらせてしまう。

するとライリーの体にミアの死んだ母の霊が降り、ミアに話しかけてくる。
死んだ母に出会えたミアは感激してしまい、その結果、90秒を過ぎてしまう。

するとライリーは顔面を壁に何度も打ち付け始めてしまう。
なんとか死なずに済んだものの、意識不明のまま入院。

ときどき目を覚ますライリーであったが、目を覚ました途端に自傷行為に及んでしまう。
なんとかライリーを救うために奔走するミアであったが、最終的には車にひかれて死んでしまう。

ミアが霊の方になってしまったことに気づいたところで映画は終わる。

上映時間90分が長く感じるくらい、この映画の世界に入れなかった。
「降霊術遊び」というところに、リアリティがない。

いくらアホな高校生でも、何度も何度も降霊で遊ぶなんてことしないでしょ。
そしてほんの少ししか語られなかった謎の「手」。
その「手」に関するストーリーを、もう少し入れれば面白かったかもしれない。
残念。

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