『仕掛人・藤枝梅安 パート2』ネタバレ解説!彦次郎の過去と新たな仇敵が明らかに

本年2月に公開されたパート1に続き主演は豊川悦司。
原作の池波正太郎生誕100周年記念作品。

前作は梅安の生い立ちにまつわる物語だった。
今作は、梅安の相棒である彦次郎(片岡愛之助)が仕掛人になった過去が描かれる。

梅安の表の顔は江戸の針医者。
針の師匠の墓参りのため、彦次郎とともに京都に向かう。

その旅の途中、彦次郎は過去に自分の妻子の命を奪った侍を見つける。
その侍の後をつける梅安と彦次郎。

ところが、悪事を働くような男に見えない。
梅安が探ると、その侍には双子の弟がいることが分かる。
その弟こそ、彦次郎の仇の井坂惣市(椎名桔平)であった。

井坂は剣術の達人で、その強さを悪事に向け、徒党を組んで欲望のおもむくままに生きていた。
井坂の兄の剣術は並であったため、蔓(つる)と呼ばれる仕掛人との仲介人を通じて、弟の暗殺を依頼する。

しかし、ただの侍である兄には、十分な暗殺の代金が用意できなかった。
蔓は、仕掛人である井上半十郎に依頼するも、報酬の低さに断られる。

それを密かに見ていた梅安は、その蔓と接触し、依頼を受ける。
梅安と彦次郎の二人は、井坂の暗殺を計画する。

そんな中、依頼を断った井上は、街で梅安とすれ違う。
その後、井上は、過去に自分の妻を殺した梅安であることに気づく。

井坂にとって梅安は憎き仇であった。
梅安と彦次郎は狙われる立場になりながらも、暗殺に挑んでいく。

超傑作とはいわないが、なかなか面白い。
舞台劇のような台詞だったり、芝居だったりが、逆にいい。

相変わらず彦次郎の江戸弁もかっこいい。
物語は漫画チックだが、それでいい。

俺は好き。
「テレビの」時代劇が好きな人にはおすすめかも。

ちなみにエンドロールに「松本幸四郎」の名前が流れる。
あれぇ?出てたっけ?
と不思議に思っていたら、エンドロールの直後に、梅安と長谷川と名乗る素浪人役の松本幸四郎が梅安とすれ違う。

パート3を作る気か!?
ネットで調べてみると、そうではなくて、今後、松本幸四郎主演で鬼平犯科帳を製作するらしい。

確かに鬼平の主役の名前は長谷川平蔵。
鬼平といえば、原作は藤枝梅安と同じく池波正太郎。

ってことは、鬼平に藤枝梅安が出るのか!?
松本幸四郎の鬼平は、今年の秋から撮影開始らしい。
楽しみだ。

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