自撮りの意義 ー自撮りこそ写真の本質だー

最近、白い背景でガンプラやフィギュアを撮っていたら、白背景の良さが分かってきた。
なんとなく「背景は黒」と思い込んでいたが、白もいいかも。

そう思って自分の部屋を見ると、白い壁と白いふすまがたくさんあることに気づく。
今日は、この白い壁とふすまを背景に自撮り。

数日前、アンブレラを使って自撮りしたが、今回はバウンスで撮影。

バウンスとは、ストロボの光を壁や天井に反射させて被写体にあてること。
反射させることにより、光が柔らかくなる。

せっかく柔らかい光をあてて撮ったのに、パソコンでの現像はハイコントラストに仕上げてしまう。

自転車用ヘルメットをかぶる私
自転車用ヘルメットをかぶる私

カメラ:EOS RP
レンズ:RF35mmF1.8stm
絞り値:F5.6
シャッタースピード:1/60秒
感度:400
ストロボ:Nissin i400

遠い目をする私
遠い目をする私

カメラ:EOS RP
レンズ:RF35mmF1.8stm
絞り値:F2.5
シャッタースピード:1/125秒
感度:400
ストロボ:Nissin i400

悪くないかも。
今回は手を伸ばして撮影したが、次回は三脚を使って撮ってみよう。

自撮りの意義

自撮りをすると、すぐにナルシストという人がいるが、全く違う。
自撮りなんて恥ずかしいなんて思っている奴の方が、よっぽど自意識過剰のナルシスト。

お前の写真なんか誰もどうも思わないよ。
少なくとも、「ナルシストと思われるから、自撮りはやめておこう」なんて絶対に思わないようにしたい。

誰かに見せるために写真を撮っているわけだが、一番見せたい人は自分なのだから。
私の場合、もっと自撮りしないといけないと思い始めたくらいだ。

何故といって、自分も記録に値する世界の一部だから。
と言ったのは、私の尊敬する写真家の森山大道さん。

森山さんは、ポートレート(人物撮影)の写真家ではなく、ストリートフォトグラファーだが、街で窓や鏡に写った自分をよく撮っている。

森山大道の自撮り

土田ヒロミさんという写真家にいたっては、46歳のときから36年間、毎日、自撮りしている。
何年か前に、土田さんの膨大な自撮り写真を見たことがある。
東京都写真美術館だったと思う。

土田ヒロミの自撮り

メチャクチャ面白かった。
土田さんの自撮り写真集こそ写真の本質だ。

土田さんの写真をみて、最も撮るべき被写体は自分なのかもしれないと思わされた。
自撮りって、超めんどくさいけど、頑張って撮っていきたい。

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