実写版『沈黙の艦隊』ネタバレと感想 – 原作からの変更点と期待の続編

映画館で実写版「沈黙の艦隊」を鑑賞。
潜水艦隊のことを英語で「silent service」というらしく、本作品名の「沈黙の艦隊」は英語の直訳となっている。

片田舎の映画館のレイトショーで鑑賞したが、客入りは上々。
後部の席はほぼ埋まり、前から4列目に座る羽目になった。
(結果的には丁度いい位置だった。)

予想通り、本作品のストーリーは原作漫画の3巻までを実写化。

日本とアメリカの間で密かに作られた原子力潜水艦「シーバット」。
シーバットはアメリカの第七艦隊所属であったが、乗組員は全員日本人。

シーバットの艦長は自衛隊の若きエリート海江田四郎。
海江田は潜水艦の名前をシーバットではなく「やまと」と名付ける。
そして海江田は「やまと」の処女航海で逃亡。

その後、シーバットを探す第七艦隊の前に現れ、「独立国家『やまと』」を宣言する。
圧倒的戦力を誇る第七艦隊であったが、海江田の天才的戦略の前に敗れ、シーバットは再び深海に消えていく。

というのが、3巻までの概要。

オリジナルから映画用に若干の変更は加えられているが、大筋はオリジナル通りの展開。
漫画や小説を映画化する場合、絶対にその方がいい。

オリジナルの漫画「沈黙の艦隊」が大ヒットしたのは、1隻の潜水艦が独立国を宣言をしたところ。

「モーニング」連載当時に本作品を読んでいた人は、このアイデアに度肝を抜かれた。
原作の、かわぐちかいじは天才だ。

そして、かわぐち氏自身が実写化はできないと言わしめた「沈黙の艦隊」。
その原作者の想像を超えて、今回の作品は原作の映像化に見事に成功している。

自衛隊が惜しみなく協力。
アマゾンが出資したこともあってか、チープに見えるところはほとんどない。

私は原作を数日前に読み、展開を知っていたにも関わらず面白かった。

これはヒットするぞ。
ロングランになるぞ。

直ぐにでも、続編の製作にかかって欲しい。

レース映画にハズレなし。
ボクシング映画にハズレなし。
という格言があるが、なんといっても一番は「潜水艦映画にハズレなし」。
是非、映画館でご覧あれ。

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